現役最後の登板を終えた中日・山本昌(右下)に拍手を送るナインとスタンドのファン=2015年10月8日、広島県広島市南区のマツダスタジアム(共同)【拡大】
セ・リーグは7日、今季最終戦で4位広島が中日に0-3で敗れたため、全日程を終えていた3位阪神の3年連続6度目のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まった。これでセのレギュラーシーズンは終了した。
日本シリーズ進出を懸けた上位3チームによるCSは10日にファーストステージ(3試合制)が開幕し、セは東京ドームで2位巨人と阪神、パは札幌ドームで2位日本ハムと3位ロッテが顔を合わせる。勝者が14日に始まるファイナルステージ(6試合制)でリーグ優勝のヤクルト、ソフトバンクとそれぞれ対戦する。
また、今季限りでの現役引退を表明した中日の山本昌投手がこの日、50歳1カ月26日で先発登板し、プロ野球史上初めて50代での登板と出場を果たした。打者1人だけの登板。3球目で丸を二ゴロに仕留め、32年間にわたったプロ野球生活に、涙で別れを告げた。試合は中日が3-0で勝った。山本昌に勝敗は付かなかった。