現役最後の登板を終えた中日・山本昌(右下)に拍手を送るナインとスタンドのファン=2015年10月8日、広島県広島市南区のマツダスタジアム(共同)【拡大】
自身が49歳11カ月29日でマークした最年長登板、最年長出場、最年長先発のプロ野球記録を塗り替えた。自らが持つ49歳25日の最年長勝利のプロ野球記録更新はならなかったが、全力でアウトを取りに行くレジェンドの最後の勇姿に、両軍のファンから温かい拍手が送られた。
痛めた指が響き、スピードは全盛期にはほど遠い110キロ台。それでも内野ゴロで1アウトを取り、マウンドを後にする際には野球帽のひさしを触り、涙を隠すようなしぐさも。妻の美智子さん(34)からハンカチを受け取ると顔をぬぐった。(SANKEI EXPRESS)