サイトマップ RSS

火星滞在10年 NASAの自信 有人探査計画のリポータ公表 (2/3ページ)

2015.10.12 00:00

オーストリアの氷河地帯を火星に見立てて、探査のシミュレーションをするスペインとオーストリアの研究者。米国の火星有人探査が実現すれば、こんなシーンも珍しくなくなる?=2015年8月7日、オーストリア・カウナータール(ロイター)

オーストリアの氷河地帯を火星に見立てて、探査のシミュレーションをするスペインとオーストリアの研究者。米国の火星有人探査が実現すれば、こんなシーンも珍しくなくなる?=2015年8月7日、オーストリア・カウナータール(ロイター)【拡大】

 米紙ウォールストリート・ジャーナルや米ABCニュース(いずれも電子版)などによると、公表されたリポートは36ページ。NASAは、火星有人探査を3つのカテゴリーに分類して進める考えという。具体的には、(1)飛行士や貨物を安全で効果的に火星まで運び、飛行士やロボットが安全に作業できる環境の整備(2)安全で健康的に火星滞在ができる住居の開発・建設(3)飛行士の持続的な火星探査の実現-の3つを挙げている。

 さらに、ロボットアームを使った岩石採取作業などに備え、小惑星から岩石を採取して、それを地球の月周回軌道まで運ぶといった新技術の開発にも着手。25年には、NASAがスペースシャトルの代替として開発中の有人宇宙探査機「オリオン」に飛行士を2人搭乗させ、宇宙空間で新技術をテストする予定だという。

 短期滞在だった1960年代の月面探査「アポロ計画」と違い、火星有人探査は長期滞在を見込んでいる。このためNASAは、宇宙長期滞在が人体に及ぼす影響のほか、食料や水の供給、高度な通信システム、新たな船外作業の技術研究などにもすでに取り組んでいる。また、宇宙空間での酸素、新たな燃料の創出なども研究開発テーマとして列挙している。

居住システムを重要視

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ