男子SPでスピンする羽生結弦(はにゅう・ゆづる)=カナダ・オンタリオ州バリー(共同)【拡大】
フィギュアスケートの羽生結弦(はにゅう・ゆづる、ANA)が14日、カナダのバリーで行われたオータム・クラシックで今季初戦に臨み、ショートプログラム(SP)の4回転トーループで着氷が乱れたが、93.14点で首位に立った。
疲れの出る演技後半に4回転と2連続3回転ジャンプを組み込む意欲的な構成は、得点が加算される一方でリスクもある。
羽生は技術よりも頭の整理を課題に挙げ「後半(の4回転は大変)という固定概念に縛られている。考えなくてはいけないことを絞り切れていない」と説明する。
2季目となるショパンの「バラード第1番」は難しいピアノ曲で、衝突事故などがあった昨季は自分のものにできなかった。ジャンプと曲の調和を掲げる今季は、最大の見せ場となる4回転を後半に入れ、踏切直前のステップも難しくした。
この日は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や終盤のルッツ-トーループの2連続3回転こそ決まったが、大技でバランスを崩した。
「6分間練習の感触は良かったが、4回転トーループに関しては(着氷が乱れて)正直悔しい。本番という舞台で、いい課題を見つけられた」と話す。
20歳の五輪王者は長いシーズンを見据え「1回(4回転を)降りてしまえば怖さはなくなる。どんどん挑戦していきたい」と意欲を口にした。(共同/SANKEI EXPRESS)