映画「ハンガー・ゲーム」などで知られる米オスカー女優のジェニファー・ローレンスさん(25)が、ハリウッドにおける男女間の「賃金格差」に不満をぶちまけたことが波紋を広げている。
女優陣だけでなく、人気男優も格差是正に賛同する声を上げた。ハリウッドでは女性が冷遇される性差別が問題になっており、ローレンスさんも一石を投じた格好だ。
もっとも、彼女は米フォーブス誌の「最も稼いだ女優」に選ばれており、その年収は約5200万ドル(約62億円)。破格のギャラをもらっている彼女の訴えには冷ややかな声も少なくない。
「遠慮せず勝ち取りたい」
「素晴らしいことだ。(人気女優の)彼女が立ち上がったことで、問題解決に弾みがつく」
2013年公開のヒット映画「アメリカン・ハッスル」でローレンスさんと共演した人気男優のブラッドリー・クーパーさん(40)は14日、最新主演作の宣伝イベントでロイター通信にこう語り、彼女を支持した。クーパーさんは、女優たちと共同で出演料交渉を行うなど、一緒に戦っているという。