にもかかわらず、渦中の議員の対応はどうか。日歯連の組織力で選挙を戦い、日歯連のものとはいえ、疑惑の団体には自分の名前が冠されている。そこで不透明なカネの動きがあることに、薄気味悪さを覚えたり、調査して説明したいと考えたりはしないのか。
言いふるされた、「政治とカネ」。元経済産業相の小渕優子衆院議員(41)=自民=をめぐっても、規正法違反罪に問われた元秘書らに、東京地裁が10月9日、有罪判決を言い渡した。小渕氏は不起訴となったが、疑惑を受けて辞任した昨年10月以降、本人の説明はない。
規正法は、議員本人の責任を問うにはハードルが高く、「ザル法」のそしりを受けてきた。それが政治とカネの問題を繰り返させてきた側面もある。ここまで議員本人の自浄作用や責任感に期待できないのなら、規正法にも連座制のような強制力を持たせる段階に来ているのかもしれない。(酒井潤/SANKEI EXPRESS)