ホワイトハウスでの共同記者会見で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(左)を見つめるバラク・オバマ米大統領=2015年10月16日、米国・首都ワシントン(ゲッティ=共同)【拡大】
≪「対中傾斜」の韓国、疑念払拭に腐心≫
北朝鮮の核・ミサイル開発に歯止めをかけようと、16日の会談で米韓同盟の結束をうたったオバマ大統領と朴槿恵大統領。表の議題が北朝鮮問題だったとすれば、陰の議題は中国と日本だった。韓国が日本との関係を修復せず、中国に過度に接近していると懸念を深めてきた米国。こうした疑念を払拭したい韓国。東アジアの将来像を懸けた日米中韓の駆け引きが本格化してきた。
天安門からペンタゴンへ
朴氏は9月、中国の抗日戦争勝利70年を祝う軍事パレードに出席した。北京・天安門の楼上に立つ姿は「中国に利用される姿」(外交筋)と内外で受け止められた。
米政界にも韓国の「対中傾斜論」が広がっている。こうした事態を受け、朴氏は4日間のワシントン滞在中、国務・国防長官経験者らを招いた大規模なパーティーや国防総省(ペンタゴン)訪問など、強固な米韓同盟を印象づけることに腐心。「天安門からペンタゴンへ」が今回の旅を象徴する言葉となった。