監督就任要請について記者団に囲まれる巨人の高橋由伸(よしのぶ)打撃コーチ兼外野手(奥中央)=2015年10月20日午後、東京都内のホテル(共同)【拡大】
原監督の退任記者会見で、巨人の白石オーナーは次期監督について「人心一新、新しい風を吹き込むことが必要なのではないか」と口にした。白羽の矢を立てたのが、40歳とチームを率いるにはまだ若く、現役選手の高橋由だった。
今季も代打で勝負強さを見せるなど欠かせない戦力。さらに本人は現役への強いこだわりを持つ。ただ、それらの事情があっても、監督就任を要請した。
久保球団社長は理由として、「新陳代謝」を挙げた。巨人は今季、チーム打率がリーグ最下位だった。高橋由は優れた技術を持ち、コーチとしての助言も適切だと若手選手は言う。「打ち勝つチームをつくる。いろんなことを検討したが、適任」と久保社長は強く推す。長嶋元監督も「今は若い監督が率いて、切り替える時期」と言ったという。(SANKEI EXPRESS)