表情豊かに退任記者会見に臨んだ巨人の原辰徳(たつのり)監督=2015年10月19日、東京都千代田区大手町(共同)【拡大】
プロ野球・巨人は19日、辞任を申し入れていた原辰徳監督(57)が退任すると発表した。東京・大手町の読売新聞本社で渡辺恒雄球団最高顧問(89)、白石興二郎オーナー(69)が原監督と会談し、辞任を了承した。後任は未定だが、球団OBの江川卓氏(60)、川相昌弘ヘッドコーチ(51)らが候補に挙がっている。
記者会見で原監督は「瞬時瞬時、一日一日ベストを尽くすのは変わりなかったけど、新しい監督さんにバトンを渡すことが巨人にとってもプロ野球界にとっても正しいと思った。完全燃焼できた」と述べた。今後については少なくとも来季は球団の肩書などを持たず「ボランティア活動的に動きたい」と話した。
後任の人選に着手する白石オーナーは「候補者がたくさんいるわけではない。おのずと絞られてくるところに収まるのではないか」と話した。原監督は2002年からの2年と06年からの10年の2期、計12年指揮を執った。(SANKEI EXPRESS)