イタリア北部マラネッロで1947年に創立されたフェラーリは、過剰なモータースポーツへの投資や労使紛争などで経営危機に陥り、69年に伊フィアットの傘下に入った。
フェラーリの昨年の生産台数はわずか7255台。その希少価値から中古車でも値下がりすることはなく、「株式よりも、車自体が最高の投資対象」(米証券アナリスト)といわれるほど。規模拡大を追い求め、世界販売台数が1000万台を超えたドイツのフォルクスワーゲン(VW)が排ガス不正に手を染めたのとは対照的なビジネスモデルが改めて脚光を浴びている。
マルキオーネ氏は「高級スポーツカー市場でのリーディングポジションを保ち、ブランドの独自性と価値を向上させる」と語り、生産台数を大幅に増やすことはないと約束した。