初回、先制の2点本塁打を放つヤクルト・山田哲人(てつと)=2015年10月27日、東京都新宿区の神宮球場(春名中撮影)【拡大】
五回の第3打席、代わったソフトバンクの千賀(せんが)の148キロ直球を左翼席に突き刺した。
真中(まなか)監督は「硬くなっているようには見えなかった」というが打線は第1戦は4安打、第2戦もわずか3安打と沈黙。中でも山田は深刻だった。しかし、三木作戦兼内野守備走塁コーチは「状態は落ちているが哲人(てつと)は1本のヒットでガラリと変わる。心配はしていない」と復活を予想していた。
神宮特有のフォローの風が吹いた第3戦は一転して点の取り合いとなったが、「慣れた環境の分だけ有利」と指揮官。山田の覚醒で、チームも勢いを取り戻した。(SANKEI EXPRESS)