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海外唯一の「高等部」奮闘 上海日本人学校 (3/4ページ)

2015.10.30 09:30

「上海日本人学校高等部」の生徒たち。小中学部に隣接するマンションの一部を間借りした“校舎”で正式な看板もないが、124人が元気に学んでいる=2015年10月23日、中国・上海市(河崎真澄撮影)

「上海日本人学校高等部」の生徒たち。小中学部に隣接するマンションの一部を間借りした“校舎”で正式な看板もないが、124人が元気に学んでいる=2015年10月23日、中国・上海市(河崎真澄撮影)【拡大】

 上海に高等部が設置された背景には、00年ごろからの日中経済関係拡大に伴う在留邦人の急増がある。日本人家庭が多く暮らす虹橋地区の校舎で、小中学校の在籍者は01年に計約700人だったが、06年に3倍以上の2400人を突破。この年に浦東新区にも校舎を開校した。

 子供が高校入学の学齢となるタイミングで帯同家族は帰国せざるを得ず、駐在員が相次ぎ単身赴任を余儀なくされる事態に頭を痛めた関係者が知恵を絞った結果、2000社以上の日系企業が加盟している経済団体の上海日本商工クラブや、上海の日本総領事館などがオールジャパンで挑み、日本人学校で世界初の高等部設置にこぎ着けた。

 だが、開校に前後して国際情勢が急速に変化した。日中間の政治問題に加え、中国経済そのものの変調や円高局面から一転した円安環境で、中国駐在員を引き揚げる日本企業が続出。大気汚染の深刻化など環境問題も追い打ちをかけた。

 経済情勢急変で定員割れ

 上海では小中高合わせた児童生徒数が13年の3175人をピークに、今年9月末で2538人まで20%以上も減少した。さらに状況の厳しい北京の日本人学校の場合、9月末の段階で小中学校合わせて400人を割り込んで398人と、ピーク時の07~08年から42%も減った。

経営的に黒字を確保しているが「高等部単体では赤字」

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