私自身を振り返ってみても、人生の格言が生まれたのは、壁に打ちあたったときでした。そこを乗り越えられたのは、絶対にくじけないという気持ちゆえです。たとえば、私が倒れてしまったら、その間はお仕事ができませんので、1億円以上の負債をおうようなものです。たとえそんな状況になってしまったとしたら、「苦しい。負債を返せません」と口に出してしまった瞬間に、落ちていく。
ファッションショーに出演させていただいたとき、こんなことがありました。ウオーキング中に、カツラが落ちてしまったんです。しかも、タイアップはカツラのメーカーさま。でも、私はカツラを拾わずに、ネットで覆った頭のまま、歩ききりました。動揺を見せずにやり遂げたことで、かえって観客の方から「すごかった」と感動の言葉をいただけたのです。逆境に陥っても、一旦受け入れる。その上で、よい方向に持って行くことを瞬時に考えることが大事なのだと改めて気づかされた出来事でした。