10月27日、中国が「領海」と主張する南シナ海の人工島周辺を米海軍イージス艦が航行したことに対して、米国を非難する中国外務省の陸慷報道局長。対米強硬姿勢を装う滑稽な発言は、笑いを突き抜けて痛々しかった=2015年、中国・首都北京市(共同)【拡大】
しかし、米国は領海は22キロで、他の海域は公海であり、航行の自由が認められると譲らなかった。米国はリビアに圧力を加える目的で、空母機動部隊を当該海域に派遣して演習を行った。挑発に乗ったリビアは米軍部隊に空軍機を接近させる。上空には、敵機を早期に要撃すべく米海軍機2機が《戦闘空中哨戒》任務に就き待機中で、空中戦に至る。リビア軍機は2機とも撃墜され、米軍機は無傷であった。89年も同じ状況が起き、米軍機は損害ゼロで、リビア軍機全2機を撃ち落とした。リビアは領海宣言を撤回する。
シドラ湾での戦闘検証
中国はシドラ湾での戦闘を検証。バラク・オバマ大統領(54)が《航行の自由作戦》以上の冒険は冒さぬとみる。オバマ氏は引き続き、南シナ海の中国軍事力増強に「協力」することになる。
米紙の著名コラムニストが、中東でも目を覆うばかりの失策のヤマを築き上げるオバマ氏の“戦略”を《抑制ドクトリン》と表現した。褒め過ぎだ。いかなる信念も見識も伴わぬ、自らの大統領引退をにらむ醜悪な「政治的遺産創作活動」は中国を増長させるだけ。