10月27日、中国が「領海」と主張する南シナ海の人工島周辺を米海軍イージス艦が航行したことに対して、米国を非難する中国外務省の陸慷報道局長。対米強硬姿勢を装う滑稽な発言は、笑いを突き抜けて痛々しかった=2015年、中国・首都北京市(共同)【拡大】
米も無為無策ぶり披露
中国を「池乃的」と揶揄するのなら、米国も「池乃的」と形容せねば公平性を欠く。
さらに、アフガニスタンからの米軍撤退を断念したり、シリアの反体制派支援に向け特殊作戦部隊を派遣したり…絵に描いたような無為無策ブリを披露する。もう支離滅裂。いや、外交の一手段としての軍事力の使い方について恐ろしいほど無知な点と、その結果、世界中の治安悪化に手を貸す点では見事に一貫している。
日米軍事筋は《航行の自由作戦》の頻度を「3カ月に2、3回の割合」と話すが、中国はオバマ氏の信念・覚悟が揺らいだ末の、作戦中止を期待する。が、作戦は来年3月まで続行すべきだ。この時期に、フィリピンが中国との領有権紛争で常設仲裁裁判所に仲裁を持ち込んだ件の判決が出るが、勝訴の確率が高い。軍事的にも、法的にも手詰まりとなる状態は、習氏失脚を早める可能性もある。