首脳会談に臨む韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(右)と安倍晋三(しんぞう)首相(左)。会談に対する韓国メディアの論評は煮え切らず、ブレたものが目立った=2015年11月2日、韓国・首都ソウルの青瓦台(共同)【拡大】
【国際情勢分析】
3年半ぶりに2日に実現した日韓首脳会談について、韓国メディアは「対話の窓が開かれたことは評価する」といった煮え切らない論評に終始した。一方で、韓国側に慰安婦問題の解決案提示を求めた日本側の発言まで問題視し、「日本のダーティープレー(卑劣な手)」と非難した韓国紙もあった。そこには、杓子(しゃくし)定規に慰安婦問題を振りかざす論調こそが、日韓関係の「最大の障害」だとの自覚は片鱗(へんりん)もうかがえない。
杓子定規に慰安婦問題
「両国の立場の違いを再確認し、半分の成功で終わった」
韓国大手紙、中央日報(以下、記事はいずれも電子版)は会談翌日の3日、こう書き出す社説を掲げ、「今回の会談の目標を、ふさがった首脳間の対話の窓を開くことだとすれば、それなりに成果があった」と指摘した。李明博(イ・ミョンバク)前大統領(73)が慰安婦問題での主張を一方的にまくし立てた2011年末の首脳会談などを例に「破局なく無事に終えたこと自体評価できる」とした。