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【坂上忍の白黒つけて何が悪い!】犬版「猿の惑星」 リアル過ぎてつらい (2/6ページ)

2015.11.20 14:00

【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「ホワイト・ゴッド_少女と犬の狂詩曲(ラプディ)」(コーネル・ムンドルッツォ監督)。11月21日公開(シンカ提供)。2014(C)Proton_Cinema,Pola_Pandora,Chimney

【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「ホワイト・ゴッド_少女と犬の狂詩曲(ラプディ)」(コーネル・ムンドルッツォ監督)。11月21日公開(シンカ提供)。2014(C)Proton_Cinema,Pola_Pandora,Chimney【拡大】

  • 俳優、タレント、歌手、映画監督、演出家とマルチに活躍する坂上忍さん(中鉢久美子撮影)

 動物の怖さをさらす希少な作品

 わたくし事になりますが、つい先日、わが家のワンちゃんたちのお散歩をしてたんです。すると、80近いおじいちゃんがいきなり、「あっち行け!」と怒鳴ってきまして…。まぁ、犬が嫌いなんでしょうね。で、そそくさとリードを引いてコースを変えようとしたところ、今度はなんと杖を投げてきまして…。いや~、久しぶりに燃えましたね。カァ~ッと血の気が急上昇しました。正直、相手がおじいちゃんじゃなかったらヤバかったです。

 でもね、我慢というか、のみ込むことにしてるんです。そりゃあ、犬が好きな人がいれば、嫌いな人がいて当然ですから。なにより、わたしは8匹のワンちゃんと暮らしてるわけで、どれだけしつけても、迷惑といえば迷惑なわけですから。実際、普通にうんちを拾わない飼い主さんもいますしね。信じられないですけど、しようがないからそれも拾うようにしています。だって、ワンちゃんを悪く思われたくないですから。そういった意味でも、本作は意義のある映画だと思います。動物の愛らしさをフューチャーする作品は数あれど、動物たちの怖さ、ワンちゃんといえど獣なのである-という、ある種マイナスの部分をさらす作品は希少ですから。

「人間なんてひとたまりもない」

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