フジテレビの24時間ニュース専門チャンネル「ホウドウキョク」のデスク、平松秀敏さん=2015年11月12日(フジテレビ提供)【拡大】
この秋から“二足のわらじ”を履いている。フジテレビの報道番組「みんなのニュース」と、フジテレビの24時間ニュース専門チャンネル「ホウドウキョク」で放送中の「みんなのウラ」に、はしごで出演することになったからだ。
放送時間は「みんなのニュース」が毎週月~金曜の午後3時50分~6時57分。「ウラ」は午後5~7時。「ニュース」の“裏番組”だから「みんなのウラ」なのだ。報道一筋二十年余りの私は、両方の番組で解説を担当している。
ある日の放送で、児童虐待の話題を取り上げた。厚生労働省のまとめでは、2014年の年間虐待件数は約9万件で過去最悪だ。「ニュース」での持ち時間は1分半なので、最近の虐待傾向に的を絞る。キーワードは「面前DV」。目の前で行われるDVが子供の心をむしばむ。約9万件の多くは、面前DVが占める。テレビ解説の鉄則である「コンパクト」と「インパクト」は守ったが、私の中では少し消化不良だ。