「王家の谷」にある墓地内で公開されている古代エジプト王、ツタンカーメンのひつぎ。壁の裏側には「隠し部屋」が存在するとみられるが、果たしてそこで眠っているのは推論通りネフェルティティなのだろうか=2015年11月28日、エジプト・ルクソール近郊(ロイター)【拡大】
エジプト・ルクソール近郊の「王家の谷」にある古代エジプトのファラオ(王)ツタンカーメンの墓で、壁の裏側に隠し部屋とみられる「空洞」が存在することを示す調査結果が出た。調査に当たった研究者らは隠し部屋にはツタンカーメンの義母で「絶世の美女」と伝えられる紀元前14世紀の王妃ネフェルティティが埋葬されている可能性があると推測しており、今後、ネフェルティティのミイラが見つかれば「今世紀最大の発見」になると期待されている。
1カ月かけ日本で分析
AFP通信などによると、ツタンカーメンの墓では26日から、英国、日本などの国際調査団が地表や地中でレーダー探査を行っていた。28日に会見したエジプトのマムドゥフ・ダマティ考古相(53)は「ツタンカーメンのひつぎが安置されている部屋の壁の向こうに何かがある確率が90%に高まった」と述べた。また、調査団のレーザー技師、渡辺広勝さんは「壁の向こうには間違いなく空間がある。大きさはまだ分からないが、部屋かひつぎがある可能性がみえてきた」と語った。