「王家の谷」にある墓地内で公開されている古代エジプト王、ツタンカーメンのひつぎ。壁の裏側には「隠し部屋」が存在するとみられるが、果たしてそこで眠っているのは推論通りネフェルティティなのだろうか=2015年11月28日、エジプト・ルクソール近郊(ロイター)【拡大】
3300年以上の時を超え
リーブズ氏は「私の説では、現在、ツタンカーメンの墓とされている墓は元々、ファラオとなったネフェルティティの墓だったとみられる。ツタンカーメンは19歳で急死したため、墓が用意されていなかった。そこで急遽(きゅうきょ)、死後10年経っていたネフェルティティの墓に別室が設けられ、そこにツタンカーメンが埋葬されたのではないか」と分析している。
ネフェルティティに関する記録は、王妃になってから12年で途絶えており、その生涯には謎の部分が多い。王家の谷でも、多くの考古学者が埋葬場所を探し求めたが、見つからなかった。リーブズ氏は「今はただ、壁の裏にネフェルティティのひつぎが古代から手付かずのまま残されていることを願うばかりだ。そうなれば、当然、墓の名前もツタンカーメンの墓からネフェルティティの墓に変えられるだろう」と話す。3300年以上の時を超えて、古代エジプトの「絶世の美女」がよみがえる日が来るのだろうか。(SANKEI EXPRESS)