「王家の谷」にある墓地内で公開されている古代エジプト王、ツタンカーメンのひつぎ。壁の裏側には「隠し部屋」が存在するとみられるが、果たしてそこで眠っているのは推論通りネフェルティティなのだろうか=2015年11月28日、エジプト・ルクソール近郊(ロイター)【拡大】
調査団を率いる英考古学者のニコラス・リーブズ氏(59)は「私の推測が正しければ、隠し部屋にはネフェルティティのミイラが埋葬されている」と話し、これに対してダマティ考古相は「もしネフェルティティが見つかれば、ツタンカーメンよりも重要性は大きい」と期待を寄せた。今回の調査データは、日本で1カ月かけて詳しく分析されるという。その結果、隠し部屋があると断定されれば、今後どのように発掘を行うかなどが慎重に検討されるとみられる。
ネフェルティティはツタンカーメンの父、アメンホテプ4世の妻で、紀元前14世紀にアメンホテプ4世の死後、ファラオとなり政治的にも宗教的にも大きな役割を果たした。その名は「美しい女性の到来」を意味し、クレオパトラらと並び、古代エジプト三大美女の一人に数えられている。胸像がドイツ・ベルリンの「新博物館」で展示されているが、エジプト政府は独政府に返還を求め続けている。