「俳優として大きく羽ばたくためにも、出発点となった仮面ライダーの役に全力で取り組みたい」と語る西銘駿(にしめ・しゅん)さん=2015年11月24日午後、東京都練馬区の東映東京撮影所(福島範和撮影)【拡大】
大勢のライバルたちを押しのけ、晴れて仮面ライダーになれた理由について、どう見ているのだろう。「初めてゴーストのイメージを耳にしたとき、やはり幽霊の姿が頭に浮かびました。覇気がなくて、死んでいるように見える人を起用するのではないかと想像したら、不思議とだんだん自信が出てきて、しまいには『僕でもできる』と考えるようになっていました」。ゴーストという言葉の持つイメージと、俳優として醸し出す自分の雰囲気が絶妙にマッチしたというのだ。
鏡の前で変身練習
作中、一番の華は変身の場面だ。映画にはゴーストを含めて計5人のライダーが登場するが、撮影では自分の変身が一番見劣りしていると感じ、ショックを受けた。「テレビシリーズで見せた変身に満足していた自分がばかでした。先輩たちの変身を間近で見ると、迫力と気合が全然違うんです。僕は悔しくて、風呂に入ったときは必ず鏡を前に変身の練習をしました。声を大きくすればいいというものでもなく、むしろ表情の厳しさが大事だと分かってきました。もし敵の目の前で変身することになった場合、腹に力を入れて戦いに挑むんだという表情を見せなければならないと自分なりに考えました」。