米大リーグ、レンジャーズは15日、今季プロ野球ヤクルトのセ・リーグ優勝に貢献したトニー・バーネット投手(32)との2年契約を発表した。米メディアによると総額350万ドル(約4億3000万円)。マイナーの経験しかなかった右腕が日本での6年間で成長を遂げ、「メジャーで投げることがずっと夢だった。自分のベストを尽くしたい」と意欲を見せた。
チームの本拠地に近いダラスで行われた球団行事にスーツ姿で登場し、報道陣に囲まれた。長く伸びた髪を後ろに束ねたバーネットは「ヤクルトに感謝の言葉しかない。日本の野球で制球力を磨いて成長したおかげ」と感慨深げに語った。
日本では救援投手に転向して頭角を現した。ツーシームやカットボールの微妙に変化する速球を武器に今季は41セーブを記録し、2度目のセーブ王に輝いた。球速よりも制球を重視したことが飛躍のきっかけだった。(SANKEI EXPRESS)