契約更改を終え、記者会見でポーズをとる広島の新井貴浩=2015年12月16日、広島県広島市南区のマツダスタジアム(共同)【拡大】
広島の新井貴浩内野手(38)が16日、広島市のマツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、3倍増の年俸6000万円でサインした。阪神から8年ぶりに復帰した今季の打率.275はチームトップ。再び輝きを放ち「想像もできないことがたくさん起きた1年。開幕戦の代打は一生忘れることができない。まさかの大声援で迎えていただいた」と笑顔で振り返った。
当初は代打要員だったが、4月中旬から4番を任された。中軸を担い、7本塁打、57打点、得点圏打率.311。鈴木清明球団本部長は「一番苦しい時に4番で支えてくれた」と評価した。
残り29本としている通算2000安打の達成が期待される来季、背番号が慣れ親しんだ「25」に戻るベテランは「個人的目標はない。優勝しかない。打てるだけ打つ」と迷いはない。(金額は推定)(SANKEI EXPRESS)