《1955年、米国。世界をあっと言わせるような写真を撮ってみたい-と常々考えていたストック(ロバート・パティンソン)は、あるパーティーで無名の新人俳優に出会う。彼こそが、後に米国を代表する伝説的な映画スターとして映画史にその名を残すこととなるジェームズ・ディーン(デイン・デハーン)その人であった。その物腰やたたずまいからディーンがいずれ大化けするだろうと見抜いたストックはLIFE誌の表紙を飾る写真を撮ろうと密着取材を始めた》
役柄との共通点を意識
演出をめぐっては、ディーンよりむしろストックに思い入れがあったという。「ディーンという存在は、私にとってポスターボーイに過ぎませんでした。幼い頃は彼のことなど知らなかったし、名前を知ったのも、彼のポスターが街に貼り出されていたからです。繰り返しますが、私がこの映画に惹(ひ)かれたのは、カメラマンのストックの生き方をいいものだなと思えたからです」。もちろん本作の制作を通してディーンの足跡を学んだ後は、彼の重要性に改めて気がつかされたとも語り、「彼が後続の若い俳優たちにスターとは何かを示し、本物のスターへの扉を開いて見せたわけですからね」とフォローを忘れなかった。