「ル・プチメック大丸京都店」の人気のパン3種。「白いちじくとくるみのベーグル」(手前、税抜き230円)、「フランボワーズ」(奥左、税抜き190円)、「ゆずと栗のパン」(奥右、税抜き290円)=2015年12月18日、京都市下京区(岡本義彦撮影)【拡大】
【京都うまいものめぐり】
2014年に過去最高の5564万人の観光客が訪れた京都市。かつてパンの消費量が全国一だったこともあり、市内にはおいしいパン屋があちこちにあるが、昨今の“京都カフェブーム”に連動する形で、首都圏などからおいしいパンを求めて京都を訪れる女性観光客が急増。いまや御所南といった中心部だけで15軒以上のパン屋がひしめく“パン激戦区”が形成されている。今回は、その中から、とりわけ話題の店舗をご紹介したい。京都を訪れる機会があれば、ぜひ訪れることをお勧めしたい。
発酵、熟成に技あり
まずご紹介するのは「ル・プチメック」。1998年に今出川で開業し、2009年には東京にも進出(新宿マルイ本館1階)。さらに14年6月には大丸京都店にも出店するなど、現在、全5店舗(うち京都市内は4店舗)を展開。京都はもちろん、首都圏のパン好きにも支持されている人気店だ。
大丸京都店は、イートインのスペース(4テーブル14席)を含め約42平方メートルで、ドーナツやベーグル、サンドイッチなど約60種類を扱っているが、人気なのはフランボワーズ(ドーナツ)、白いちじくとくるみのベーグル、ゆずと栗のパンなどが人気。お昼や夕方になるとOLやサラリーマンでにぎわう。