個人的に最も関心を持った昨年のニュースは、キューバと米国の国交正常化だ。両国関係の改善で、キューバ音楽がどう変わっていくかが気になる。どんどんアメリカナイズされ、グローバル化するのか、それとも世界を股にかけて活躍するキューバ人ミュージシャンが、さらに増えるのか-。おそらく後者だと思うが、その成り行きを楽しみにしたい。
そんな出来事と呼応するように、新たな才能が登場した。ダイメ・アロセナは、アフロ系キューバ人のシンガー・ソングライター。英国のDJ、ジャイルス・ピーターソンに見初められ、ワールドデビューを果たした。情感豊かでパワフルな歌はもちろん、ジャズから土着的なサウンドまで使い分け、コーラスアレンジも手掛ける才能が光る。デビュー作「ヌエバ・エラ」の次作が待ち遠しい。(音楽&旅ライター 栗本斉(ひとし)/SANKEI EXPRESS)
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