冬の訪れが近くなってくると、どうしても温かみのある歌声に浸ってみたいと思うことがあるだろう。そんな気分のときにおすすめしたいのが、南ヨーロッパ。地中海に面した国々にも、素晴らしいシンガーがたくさん存在するが、ここではイタリアとスペインの「だて男」2人をピックアップしてみた。
映像が浮かぶ傑作
まずはイタリアが誇るアンドレア・ボチェッリ。いわずと知れた世界で有名なテノール歌手の一人だ。彼はクラシックだけでなくポップシンガーとしても、ビッグヒットを生み出してきた。そして、今回自身の強い希望で作り上げたアルバムが「シネマ~永遠の愛の物語」である。「ウエスト・サイド物語」や「ティファニーで朝食を」など映画の主題歌を集め、見事な歌声で名曲を再現している。
とくに大きな話題なのが、アリアナ・グランデとのデュエットだ。新世代の歌姫と、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の主題歌「デボラのテーマ」をしっとりと歌い上げている。また、愛妻でもある女優のベロニカ・ベルティと、ミュージカル映画「トップ・ハット」から「チーク・トゥ・チーク」を仲むつまじく披露しているのもほほ笑ましい。いずれも映像が浮かぶような傑作だ。