アフリカ音楽というと、セネガルやマリといった西アフリカや、エジプト、アルジェリアのアラブ音楽のイメージが強い。ワールドミュージックの発信源、フランスのチャートでも、これらの国のミュージシャンは常連だし、日本でも情報が入ってくるのは、これらのエリアが中心だ。しかし、つい最近、立て続けに珍しく東アフリカから面白いアルバムがリリースされた。いずれも伝統的なサウンドを、現代的にアップデートした最新音楽だ。今回は、未知なる東アフリカへと旅してみたい。
ケニアの民家で録音
まずは、ケニアとロンドンのミュージシャンによる混合グループ、オウィニー・シゴマ・バンド。2009年に発表したデビューアルバム「オウィニー・シゴマ・バンド」は、その斬新なサウンドで話題になり、世界中のラジオやクラブで流された。レディオヘッドのトム・ヨークが結成したアトムス・フォー・ピースのヨーロッパツアーでは、前座を務めたということからも、その注目度が分かるはずだ。