すてきな風呂敷_優雅な作法(平松昭子さん提供)。http://kimonosnack.blogspot.com【拡大】
【和のスタイル】
男性からの旅行のお土産でいちばん多いのが携帯用アロマやハンドクリームなど。「この香り、自分も好きで使っているものなので」と必ず言われます。素直に喜ぶと相手のペースに巻き込まれ最初は腰が低かった相手が、いつの間にか俺様に変身し本当に同一人物なのかとびっくりすることが度々ありました。
プレゼントにはいい関係を築くために相手を思いやって贈るケースと、相手を喜ばせ支配したい願望が込められているケースがあります。思いが強すぎると後者のように誰もがなりがちですが、贈り物を介することで相手と自分のことがよく見えてくることは大変おもしろい現象です。
さて、初めて雲月の小松こんぶをいただいた時、そのパッケージの素晴らしさに驚きました。まるで骨董(こっとう)品が入っているかのように紐(ひも)で結ばれた木箱は仰々しく、紐をほどき蓋を開けると黄色の輝くウコン布にくるまれた塩昆布の瓶詰が現れました。さらに腰が抜けるほど驚いたのはそのお味。実は昆布があまり好きではないのですが、この塩昆布はでしゃばらずに昆布のパンチ力を奥に秘め、優しくふっくらした食感で私をとりこにしました。デパートのオンラインショップで取り扱いを見つけ、すぐにお取り寄せをし先日フレンチをごちそうになった友人夫妻と、息子の彼女のご両親へお礼のお手紙を添えて贈りました。もし塩昆布が苦手だったとしても、お好きな方に差し上げていただけそうな一品です。