五輪卓球 涙で布団濡らした福原愛 「銅メダルも金に相当する。だって…」
リオデジャネイロ五輪の卓球女子団体で、2大会連続の五輪メダルとなる銅メダルを獲得した福原愛(ANA)が16日の3位決定戦の後、中国メディアに対し、団体戦の圧力から、涙で布団を濡らしていたことを吐露した。
福原は14日に行われたドイツとの団体準決勝でシングルス、ダブルスともに敗れた。石川佳純(全農)が2勝をあげてカバーしただけに、自分を責めた。
3位決定戦に向け、主将の責任感に押しつぶされそうになったのか、「プレッシャーがとても大きかった! 掛け布団を濡らすほど泣いた」と明かした。
また3位決定戦の第4試合で、まるでコーチのように伊藤美誠(スターツ)にアドバイスを送っていたことについて問われると、「自分を信じるように、と話した」と答えた。
福原はリオに入る前、銀メダルを獲得した2012年ロンドン五輪とはメダルの色を換えたいと、繰り返し口にしていた。ロンドン超えの金メダルを夢見ていた。
結果は銅メダルだったが、その表情にはうれしさと安堵の色がにじんでいた。
インタビューのたびに声を震わせていた福原だが、「銅メダルも金に相当する。だって、銅の字を分解すると、『金と同じ』じゃない?」-。
中国メディアは改めて、福原の中国語能力の高さに感嘆していた。(五輪速報班)
取れると取れないのでは雲泥の差なので
リオデジャネイロ五輪卓球女子団体で銅メダルを獲得した日本の福原愛(ANA)はメダルを手にした表彰式後、「色は私が負けたので少し悪い色になってしまいましたけれど、でもすごくうれしいです」と話した。一問一答は次の通り。
--銅メダルを首にかけた後、メダルを見つめていたが、何を考えていたのか
「やっぱりメダルが取れるのと取れなかったときのオリンピックという差が、取れると取れないのでは雲泥の差なので、このメダルをみんなで獲得することができてよかったなと思います」
--苦しいオリンピックだったといっていたが改めてどんな大会だったのか
「とても苦しい4年間でしたし、本当に苦しいオリンピックだったんですけども、終わってみたらすごくあっという間で、早かったなというふうに。もう1回やりたいとは思わないですけれど、本当に早かったです」
--この3人のメンバーで戦ったオリンピックはどうだったのか
「本当に最高なメンバーに囲まれて、毎日しっかりとプレーすることができて本当に感謝していますし、この3人でメダルを獲得することができて、いつも応援してくださっている方々や支えてくださっている皆さまに報告できるので、感謝の気持ちでいっぱいです」
--前回と色は違うが、3人で勝ち取ったメダルは思いが詰まっているのではないか
「ロンドンのときも本当にものすごく、うれしかったんですけども、メダルを取る大変さというのが分かった上での今回はメダルだったので、色は私が負けたので少し悪い色になってしまいましたけれど、でもすごくうれしいです」(五輪速報班)
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