「機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編」(1982年)ポスター原画=(C)創通・サンライズ【拡大】
6千点超から厳選
今回の特別展には、ガッチャマンを制作したタツノコプロや、機動戦士ガンダムのサンライズなどのプロダクションが全面協力。これまで資料室に厳重に保管されるなど、門外不出とされてきた原画が初めて公開される。
「代表的な作品に限っても、設定資料の数は数万点。今回、特別展のために調査した資料だけでも、6千点を優に超えました」と話す小林さん。特別展で展示されるのは、その中から厳選した設定資料やイラスト、ポスターの原画など約400点だ。その会場は、大河原さんが活躍したそれぞれの時代に合わせ、7つの展示企画で構成されている。
「『メカニカルデザイナー』誕生」では、ガッチャマンなどの初期作品を展示。ガンダムをはじめアニメ界に革新をもたらしたリアリティーあふれるロボットの世界観が披露されるのが、「兵器としてのロボット」だ。一方、「カワイイ、メカ」では、タイムボカンシリーズなどで手掛けた遊び心満載のキャラクターを紹介する。