「機動戦士ガンダムIIIめぐりあい宇宙編」(1982年)ポスター原画=(C)創通・サンライズ【拡大】
小林さんは「40年という歴史は長い。たとえ大河原さんの名前を知らなくても、作品を知らない人はまずいないはず。幅広い年齢層に、それぞれの世代が親しんだ作品の創作過程を楽しみながら見てほしい」と呼びかける。
ロボットを原寸大で再現
特別展のもう一つの目玉が、大河原さんに大きな影響を受けたという造形作家、倉田光吾郎(くらた・こうごろう)さん(39)が制作した原寸大の「スコープドッグ」。アニメから飛び出してきたかのような全高約4メートルの威容は圧巻だ。
スコープドッグとは、昭和58年放送の装甲騎兵ボトムズに登場する、大河原さんデザインの二足歩行ロボット。大河原さん自身が「理想のメカデザイン」という自信作だ。