桂由美グランドコレクションにライブ出演したKARA=2月20日、東京・両国国技館(瀧誠四郎撮影)【拡大】
音楽的要素の重要性の低下は、日本の音楽業界にも同じことが言えるようだ。
「印象的な歌詞とメロディーなどが確実に減る一方で、その代わりに、切れのあるダンスやタレントのコスチュームなど、音楽以外のもので楽しませる複合エンターテインメントになってきている」
「別れのブルース」「青い山脈」などの大ヒット曲の作曲で知られる故服部良一氏の長男で、作曲・編曲家の服部克久氏はこう説明する。グループの中で序列を競う選挙なども、複合エンターテインメントの要素の一つなのだろう。
克久氏は「それは時代の流れで、善しあしではありません」とも指摘する。
一方で韓国では、日本の音楽業界よりもさらに複合エンターテインメント化を徹底させているようだ。K-POPは、米国で流行(はや)っている最新のサウンドを、米国の機材やスタッフらを使って作り、米国で録音することも多いという。そしてさらに、日本人の振付師をつけ、楽曲は基本的にはヒップホップ。歌詞、メロディーは軽視されがちになる。
日韓で同じように音楽的要素の重要性の低下が指摘される中、韓国からわざわざ紅白歌合戦に出場してもらわなくてもいいという考え方もありそうだ。