フォード「GT」【拡大】
ところで、簡単に「自動運転」といっても“機械任せ”の運転は危なくないのだろうか。会場にいた担当者によれば「居眠りや飲酒運転が起きる可能性を考えれば、機械が運転したほうがよっぽど安全です」とのこと。開発が順調なら2030年までの導入も夢ではないと考えているようだ。
描いたラインを意のままに走行…ホンダ「UNI-CUB」
ホンダはバイクに跨る感覚で操ることができる「UNI-CUB」を披露。進みたい方向に体を傾けるだけで車体をコントロールできる小型のパーソナルモビリティーだ。会場で行ったデモ走行では、両手を放したまま自由自在に移動できるといった印象だった。実に簡単そうで、見た目も小さくてキュート。これは筆者も「ぜひ今すぐ乗ってみたい」と素直に思った。近場で乗るにはとても便利そうだ。
今回のショーではSUV、スポーツカーやトラックが存在感を示した一方、セダンの姿をあまり見かけなかった。自動車のトレンドは技術の進歩やそのときの社会情勢、経済状況などで大きく変わる。来年のデトロイトではどんなサプライズが待っているのか。みんながあこがれを持てるような、そして想像をはるかに超える革新的なクルマの登場に期待したい。