「多くの消費者をウエアラブル市場に向かわせる切り札となる」。米大手調査会社FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ダニエル・アイヴ氏が米紙USA TODAYでこう指摘したように、アップルウオッチへの期待は大きい。
割高「ぜいたく品」評価
サムスンやソニーなどが発売した腕時計型は、アップルの最大のライバル、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載しているが、米調査会社カナリスによると、2014年後半の出荷台数は72万台にとどまる。
これに対し、アップルウオッチは500万~600万台が生産委託先に発注されたと伝えられている。
注目されていたバッテリーの持続は18時間で24時間もたず、サムスンの2日間に大きく劣り、100%充電に2時間半かかる。価格もライバル製品に比べ割高で「ぜいたく品」との評価だ。