【試乗インプレ】新型プリウス、東京-横浜間のガソリン代が電車賃より安かったという衝撃(後編) (4/5ページ)

  • この“艶めかしい”カーブが新型プリウスの特徴の一つ
  • プリウスのセンターコンソール
  • インパネシフトレバーや走行モード選択ボタン
  • 3本スポークのステアリングホイール
  • パワーボタン、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、横滑り防止機能などのスイッチ類
  • スイッチ類は非常に質感が高かった
  • ブルーのシフトレバーとホワイトの加飾がオシャレ
  • プリウスおなじみ。リヤウインドーの下にエクストラウインドーを設けているため、窓ガラスを分割したように見える
  • 後席も快適だ
  • ETC車載器
  • ドアトリムのスピーカー
  • センターコンソール
  • 後方からの車両の接近をドアミラーのインジケーターで知らせるブラインドスポットモニター(BSM)
  • センターメーターには様々な情報が表示される
  • 質感の高い内装
  • アームレストを上げるとこんな感じ
  • トランク下の修理キット
  • AC100Vのコンセント
  • ユニークなヘッドランプ
  • プリウスのリヤビュー
  • 三段脚立が縦に入る広さ
  • ルーフは運転席を頂点に、後端に向かってなだらかに落ちるハッチバックスタイル
  • 横浜赤レンガ倉庫の前を走るプリウス
  • 横浜赤レンガ倉庫前を走るプリウス
  • 横浜赤レンガ倉庫前を走るプリウス
  • 横浜赤レンガ倉庫前を走るプリウス
  • プリウス
  • 横浜市を走るプリウス
  • 横浜赤レンガ倉庫の前を走るプリウス
  • 横浜市内を走るプリウス
  • シャークフィンアンテナ
  • プリウス
  • プリウス
  • 横浜赤レンガ倉庫の前を走るプリウス
  • 横浜赤レンガ倉庫の前を走るプリウス
  • 横浜赤レンガ倉庫の前を走るプリウス
  • 横浜赤レンガ倉庫の前を走るプリウス
  • 1.8リットルエンジンを搭載
  • この角度から見ると何だかニヤケてる?


 ガソリン車と同じ感覚で乗れるエコカー

 HVが今のところ“一番便利なエコカー”だということも人気の理由ではないだろうか。もちろん電気自動車(EV)や水素を使う燃料電池車(FCV)の発展も楽しみだが、インフラの整備状況や航続距離、高額な車体価格や購入後のメンテナンスなど総合的に考えると、まだまだガソリン車に乗るユーザーにとってHVは一番身近な存在だ。燃料にガソリンを使うということもあり、HVへの抵抗感も心理的に少ないと考えられる。

 HVがしばらくエコカーの主役であることに間違いなさそうだ。HVは、EVやFCVの普及に向けた「つなぎの技術」などと揶揄されたりもしたが、少なくとも09年以降はプリウスが日本で最も売れている車種の一つとして市民権を得ているのが現状だ。

 個性が控えめだからこそアプローチしやすい

 ほかにもたくさんの理由が挙げられる。取り回ししやすいボディサイズや、5人乗車でもさほど苦にならない実用的な居住性。税込で242万円台から購入できる価格設定は、ファミリー向けとしても需要が高いだろう。新型車に関して言えば、前編でも触れたとおり全体的に引き上げられた基本性能や品質の高さも消費者心理に強く訴えかけるはず。この価格でこれだけ念入りに造り込んでいれば、大半のユーザーは満足するだろう。

 プリウスは運転していてまったくクセのないクルマでもある。瀧カメラマンは「あえて『個性を感じさせない』のがプリウスの個性じゃないかな。誰が運転しても走りやすいクルマを造ることが、メーカーの狙いだと思う」と話していた。個性が控えめだからこそ、たくさんのユーザーに選んでもらえる“親しみやすさ”が滲み出るのかもしれない。

プリウスは「クルマを操る楽しさ」において…