リオデジャネイロ五輪は大会第13日の17日、カリオカアリーナでレスリング女子58キロ級が行われ、伊調馨(ALSOK)は、決勝でワレリア・コブロワゾロボワ(ロシア)を判定で下し、金メダルを獲得。女子の個人種目で史上初となる五輪4連覇を達成した。
伊調は第1ピリオドを1-2とリードされて折り返したが、第2ピリオド終了間際、相手の背後に回り2ポイントを奪って大逆転した。(五輪速報班)
「最後はお母さんが助けてくれた」
リオデジャネイロ五輪の女子レスリング58キロ級決勝で、前人未踏の4連覇で金メダルを獲得した伊調馨(ALSOK)は「思いも背負うものも増えていた」と振り返ると、「最後はお母さんが助けてくれた」と平成26年11月に急逝した母、トシさんに執念の勝利を捧げた。試合後の一問一答は以下の通り。
--やりました4連覇。いかがですか
「そうですね。内容があまりよくなかったんですけど、こうやって、たくさんの人の喜んでもらえて。でも、もっといい試合がしたかったです」