ディーゼル車に乗るのは6月に試乗したボルボの「V60」以来。エンジンを始動するとディーゼル特有の「カラカラ」音が耳につくが、一度慣れてしまえば全く気にならないレベルだ。車両を横浜で借りたこともあり、逗子方面を目指してクルマを発進させた。
いよいよ試乗 走行性能は?
初めのひと踏みでさっそくトルクに強さを感じる。横浜市内を軽く走ってみたが、2000回転でピークトルク(420Nm=42.8kgf・m)に達するパワーユニットは滑らかで扱いやすく、加減速を繰り返してもストレスを感じる場面はまったくない。今回の改良でエンジンのノック音を低減させる「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を搭載したことで、走行中の不快な音も抑えている。ただ、硬めのステアリングホイールは正直あまり手になじむ感じがしない。このクルマは、ブレーキを踏むとアイドリングをストップするi-stop機構を搭載。アクセルを軽く踏めば瞬時に再始動する。指先で簡単に操作できる電動パーキングブレーキを備えているのもうれしいポイントだ。
市街地を機敏に駆け抜け、首都高狩場線を経由して横浜横須賀道路(通称・横横)に合流する。アクセルペダルに力を入れると車体がバビューンと猛加速。「これは速い!」。最高出力129kW(175PS)/4500rpmを発揮するエンジンが瞬時に5000回転まで吹け上がり、息切れすることなくグングンと伸びる。さすが1.4トンの軽量ボディに2.2リッターディーゼルターボを積んでいるだけのことはある。昨年、1.5リッターディーゼルを搭載するCX-3をサーキットで走らせる機会があったが、(当たり前だが)トップエンドにかけての伸びなど、エンジンそのものの本質がまったく違う。パワーに満ちた2.2リッターは高速度域でも動力性能にたっぷりと余裕を感じるのだ。