YES!窮屈 でもそれがいい
ロードスター同様、広々感はない。特に運転席足元は左側にミッションユニットの盛り上がりがあって、運転中ならギリギリ許容範囲という狭さ。足元に限らず、ドアまわりもポケットが設けられないほどタイトだったり、センタートンネルの張り出しも大きく、フロントウインドーも寝ていて、シートの背もたれもあまり寝かせられず…と、とにかく運転中に手足を動かすための必要最小限の余裕だけを確保した作りになっている。
だが不思議なことに、停止している状態で座っているだけだと窮屈に感じるこのスペースが、クルマが動き始めてしまえば全く気にならなくなる。ドライバーの姿勢に最適化したペダル配置を含め、ハンドル、シフト、レバー類など運転操作に必要な各パーツを、ごく小さな自然な動作で操れることが気持ちよく、むしろこの窮屈さが人車一体感を醸し出す。ロードスターの大きな魅力であったこの感覚はRFでも全く損なわれていない。
数値的には天井がやや低くなっているが、実際に乗ってみると体感できるほどの差は感じなかった。
助手席目線で見ると、こちらも広さはロードスターとほぼ同じ。お世辞にも広いとは言えない空間だが、乗り心地や街乗りでの静粛性は一段上なので、ロードスターとの比較では快適度アップと言える。また、オープン時も後部ピラーが時折視界に入って包まれ感があるから、特に高速道路巡行時などに感じる怖さは軽減されるだろう。
使い勝手は以下同文
使い勝手に関しては、ロードスターと同じと考えていい。グローブボックスなし、座席後部に3つの収納(中央は鍵付き)、使いづらい脱着式カップホルダー、トランクの容量とリッドの形状など、ほぼそのまま引き継がれている。インフォテインメントシステムのマツダコネクト、マツダコネクトに連係・充電できるUSBジャック2基、助手席足元のサービスソケットも同様。詳しくは昨年3月のロードスター試乗記をご覧いただきたい。