端的に言うと、気持ちが若い人にはロードスターが、大人の人にはRFが合っている。ロードスターは、挙動を思うままにコントロールして人車一体感を堪能するクルマであり、乗り続けるためには若さ、特に精神的な若さが求められる。対してRFは人車一体感はそのままに、気分に応じてよりイージーなドライブを可能にしてくれる動力性能の余裕と快適性があり、活躍の幅が広い。ロードスターも非常に扱いやすく乗り手を選ばないクルマだけれど、RFはその方向性をさらに推し進めた性格を持っている。もちろん、もっとやんちゃなクルマがお好みなら124スパイダーという選択肢もある。
マツダでは現在「1日乗り放題キャンペーン」を実施中だ。RFは当面人気が集中してなかなか予約がとれないかもしれないが、興味がある方はぜひじっくり2台を乗り比べてみてほしい。悩むのもまたクルマ選びの楽しみの一つ。あなたはどちらを選びますか?
さて、次回は試乗インプレ番外編として、懐かしの名車や、むき出しのエンジン画像満載でマツダミュージアム見学記を掲載する。乞うご期待。
(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)
■基本スペック
マツダ・ロードスターRF VS 6AT
全長/全幅/全高(m) 3.915/1.735/1.245
ホイールベース 2.310m
車両重量 1,100kg
乗車定員 2名
エンジン 直列4気筒
総排気量 1.997L
駆動方式 後輪駆動
燃料タンク容量 45L
最高出力 116kW(158馬力)/6,000rpm
最大トルク 200N・m(20.4kgf・m)/4,600rpm
JC08モード燃費 15.6km/L
車両本体価格 359.64万円