【試乗インプレ】マツダ・ロードスターRFはRX-8以来の大人の“クーペ”(後編) (5/5ページ)

  • リアル「千と千尋の神隠し」の異名をとる松山・道後温泉本館前で。ロードスターRF
  • リアル「千と千尋の神隠し」の異名をとる松山・道後温泉本館前で。ロードスターRF
  • ハードトップの格納第一段階、ピラーが持ち上がる。ロードスターRF
  • 第二段階、ルーフが折りたたまれ後ろに下がる。ロードスターRF
  • ルーフとリアウインドーがピラー下に収まる。この後ピラーが元の場所に戻って動作完了。ここまでわずか13秒。ロードスターRF
  • 後部ピラーの内側根元。何がどう動くのか写真をみただけではさっぱりわからない複雑な機構。ロードスターRF
  • ピラーが上がると、リアウインドーは宙に浮くような形で収まっていることがわかる。ロードスターRF
  • 浮いてる浮いてる。ロードスターRF
  • えーっとこのアームが…やっぱりわからん。ロードスターRF
  • ルーフが2つに分割され、リアウインドーと3層に重なりながら収納される。ロードスターRF
  • ハイ、きれいに収まりました。確かに幌屋根の収納部と同じくらいの面積しかない。スゲー…ロードスターRF
  • ちなみにピラーの内側はこんな形状。ロードスターRF
  • シート、ダッシュボード、ドア内張にブラウンのナッパレザーが奢られたVSのインテリア。ロードスターRF
  • パーツのレイアウトはロードスターと同じで、お手本と言うべき絶妙の配置。めっちゃ運転しやすい。ロードスターRF
  • 3眼メーター。左の液晶表示のデザインが、中央と右のアナログメーターの雰囲気を壊していないのがGOOD。ロードスターRF
  • インフォテインメントシステムのマツダコネクト。ロードスターRF
  • 6速AT。シフトレバーをDレンジから右に倒すとマニュアル変速モードに。ロードスターRF
  • ドアパネル上部は外観との連続性が感じられるような凝った造形。ロードスターRF
  • 柔らかく体に馴染んで座り心地のいいナッパレザーのシート。ロードスターRF
  • ルーフの内張はロードスターより厚めで遮音性も上がっている。ロードスターRF
  • 電動なのでルーフを固定するレバーはなく、すっきりしている。ルームミラーは自動防眩機能付き。ロードスターRF
  • 助手席の足元奥右端にサービスソケット。電源をとろうとして助手席に座ったまま手を伸ばすと柔軟運動になる。ウソです。私は届きません…ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • ウインカーランプはドアミラーでなくフェンダーに。ロードスターRF
  • ドアミラーはシンプル。電動格納機能なし。ロードスターRF
  • 試乗車は後方の死角をカバーするトラフィックアラートを装備(ミラー内側にシグナルを内蔵)。後部ピラーが大きく死角が多めのRFには非常に有効。ロードスターRF
  • ドアノブ。それにしてもいい色。ロードスターRF
  • アクリルの整流板。オープン時の不快な風の巻き込みをカットしてくれる。ロードスターRF
  • ハイマウントストップランプ。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • マフラーは左2本出し。ロードスターRF
  • 銘には「RF」の文字はない。ま、見りゃわかるでしょってことかな。ロードスターRF
  • 給油口は左側、ガソリンはハイオク指定。ロードスターRF
  • 剛性確保のため開口部は高め&小さめ。でもちゃんとダンパー使ってます。ロードスターRF
  • 容量はロードスターからわずか3リットル減だからほぼ同じと考えていい。2人乗りなら十分実用的。ロードスターRF
  • 瀬戸内の夕日としまなみ海道の来島海峡大橋を背に、横顔を浮かび上がらせるロードスターRF(iPhoneで撮影)
  • しまなみ海道、瀬戸田PAにて。後ろは生口島と大三島をつなぐ多々羅大橋。ロードスターRF
  • 幌屋根ロードスターの米国仕様にも積まれている2リッターエンジン。本文下リンクのロードスター試乗記事に添付されている1.5リッターエンジンと比べてみよう。RF
  • 来島海峡大橋とロードスターRF
  • まずはオープン状態で正面から半周してみる。ロードスターRF
  • 新色のマシーングレーメタリックは光の加減でガンメタにも黒にも見える不思議な色合い。ボディの抑揚がよくわかる色でもある。ロードスターRF
  • 全長は幌屋根のロードスターと同じなのに、なぜかよりコンパクトに見える造形。ロードスターRF
  • デザイン上の特徴はこのアングルから見るともっともわかりやすい。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • 次は屋根を閉めてまた半周してみる。ヘッドランプも点灯。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • ルーフの分割線が見えなければ屋根が開くとは思えないほどに形が整っている。ロードスターRF
  • そうか、こっちが標準形態なんだな。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • ルーフの分割線。これがどう折りたたまれるのか…ロードスターRF
  • リヤウインドーはガラス製。ロードスターRF
  • ご開帳!ロードスターRF
  • 前後輪ともにサイズは205/45R17。幌屋根ロードスターから1インチアップして太く、ブレーキディスクも一回り大きい。ロードスターRF
  • 銘柄はブリヂストン・ポテンザS001。ロードスターRF
  • 大島の亀老山展望台は迷路のような不思議な構造。ここからの眺めは次フォトに。ロードスターRF
  • 四国・愛媛は今治へと渡る来島海峡大橋が一望できる。【試乗インプレ】ロードスターRF
  • 橋から左にレンズを向けるとこんな眺め。左はうどん県方面だ。【試乗インプレ】ロードスターRF
  • 夕暮れ時の今治市大島の亀老山展望台駐車場にて。眼下には来島海峡大橋。ロードスターRF


 端的に言うと、気持ちが若い人にはロードスターが、大人の人にはRFが合っている。ロードスターは、挙動を思うままにコントロールして人車一体感を堪能するクルマであり、乗り続けるためには若さ、特に精神的な若さが求められる。対してRFは人車一体感はそのままに、気分に応じてよりイージーなドライブを可能にしてくれる動力性能の余裕と快適性があり、活躍の幅が広い。ロードスターも非常に扱いやすく乗り手を選ばないクルマだけれど、RFはその方向性をさらに推し進めた性格を持っている。もちろん、もっとやんちゃなクルマがお好みなら124スパイダーという選択肢もある。

 マツダでは現在「1日乗り放題キャンペーン」を実施中だ。RFは当面人気が集中してなかなか予約がとれないかもしれないが、興味がある方はぜひじっくり2台を乗り比べてみてほしい。悩むのもまたクルマ選びの楽しみの一つ。あなたはどちらを選びますか?

 さて、次回は試乗インプレ番外編として、懐かしの名車や、むき出しのエンジン画像満載でマツダミュージアム見学記を掲載する。乞うご期待。

産経ニュース/SankeiBiz共同取材)

■基本スペック

マツダ・ロードスターRF VS 6AT

全長/全幅/全高(m) 3.915/1.735/1.245

ホイールベース 2.310m

車両重量 1,100kg

乗車定員 2名

エンジン 直列4気筒

総排気量 1.997L

駆動方式 後輪駆動

燃料タンク容量 45L

最高出力 116kW(158馬力)/6,000rpm

最大トルク 200N・m(20.4kgf・m)/4,600rpm

JC08モード燃費 15.6km/L

車両本体価格 359.64万円