【試乗インプレ】競合他車にない気持ちよさ…燃費にも優れる仏プレミアム「DS5」(前編) (2/5ページ)

  • 和歌山・南紀白浜の名勝、円月島こと高嶋をバックに。DS5
  • シルバーの加飾が飛行機の操縦桿を思わせる革巻きのD型ハンドル、大胆に前傾したセンターコンソール、凝った意匠のスイッチ類…と唯一無二の雰囲気を持つインテリア。DS5
  • 航空機のコクピットをモチーフにしたという意匠は天井にも及ぶ。あえて前席のガラスルーフをルーフコンソールで左右に分断、キャノピー(航空機の風防)を模している。DS5
  • ブレスレットのチェーンをモチーフにした本革シート。写真だと硬そうに見えるが、程よく柔らかい座り心地に驚かされる。座面長調節機能あり。DS5
  • わずか2000回転で400Nmの大トルクを生みだす2リッターディーゼルターボエンジン。DS5
  • 春分、秋分のころには、真ん中に空いた穴から太平洋に沈む夕日が見える。DS5
  • DS5
  • 大きな三角窓、モノフォルム的な造形。このアングルからだとミニバン風にも見えるが…。DS5
  • ボンネットは短めながら、フロントウインドウはスポーツカー並みに寝かされている。透けて見えるハンドルの位置から、ダッシュボードが異様に長いことがわかる。何にも似ていないシルエットだ。DS5
  • 斜めからのアングルだとやはりミニバン的。DS5
  • 真後ろから見るとお尻がキュッと上がり、テールフィニッシャーやセンターフォグランプでスポーティーなイメージに。DS5
  • 少し上からのアングルだとまた違った感じ。実物確かめてみたくなるでしょ?DS5
  • ご開帳!DS5
  • DS5
  • リアハッチのヒンジ位置にご注目。ルーフの途中、後席ヘッドレストの上あたりから開く。DS5
  • もとはシトロエンの一車種だったが、現在は独立ブランド。シトロエンのエンブレムはつかない。DS5
  • 複雑な造形のヘッドライト。シルバー加飾の使い方に嫌みがないところがすごい。DS5
  • ボンネット両脇からAピラーまで伸びるシルバーの「サーベルライン」がフロントを引き締める。DS5
  • ボディサイドを貫く彫刻的なプレスラインは、後席ドアハンドルの後ろでえぐるように蹴り上がる。DS5
  • 左ドアミラー下に埋め込まれた、左前方の死角をカバーするカメラ。映像はルームミラーに埋め込まれた液晶モニターに映し出される。DS5
  • 前席ドアハンドル。当然スマートエントリー装備。DS5
  • フュエルリッドは丸型。DS5
  • こうやってルーフ後部だけ切り取ると、一体どんなタイプのクルマか見当がつかない。不思議な形だよなぁ。DS5
  • リアハッチの分割線(ヒンジの位置)はかなりルーフ側に食い込んだ位置にある。DS5
  • リアコンビランプの下側は、えぐられた複雑な造形。DS5
  • 真ん中にリアカメラ、その右隣はリアハッチのリリースボタン。DS5
  • クールなテールパイプフィニッシャーの奥にパイプが2本…ということは左右4本出し。DS5
  • タイヤサイズは前後ともに225/50R17でミシュランのコンフォート系を装着。フロントディスク、結構大きいです。DS5
  • こちらは後輪。DS5


 車格は欧州基準で言うところのDセグメント。ベンツ・Cクラス、BMW・3シリーズ、アウディ・A4、ジャガー・XE、国産車ではレクサス・ISあたりが競合クラスとなる。超ポピュラーな、良くも悪くもコンサバティブなセダンが揃うこのクラスの中にあって、写真を見ていただければわかるとおり、DS5は明らかに異色の存在であり、もっともアグレッシブなコンセプトを持っていると言っていい。スタイルに関しては次週の後編に譲るとして、そろそろ本題に入ろう。

プレミアムの名に恥じない上質な乗り味

 まず、乗り込んでドアを閉めた時の音が重厚。ボディー剛性の高さを予感させるとともに、高級感も伝わってくる。

 オドメーターはまだ2ケタ、つまりまだ下したての新品ながら、適度に体が沈み込んで座り心地のいいレザーシートの位置を合わせ、エンジンをかける。下手なガソリン車よりもその振動は小さく、アイドリングストップからの再始動も非常に静か。ディーゼルエンジンであるデメリットを感じない。

 キャビンの遮音性もすこぶる高く、よく耳を澄まさないとディーゼル特有のガラガラ音はわからないくらいだ。

 アクセルをゆっくり踏み込んで走り出すと、最初に感じるのはその重厚感。実際に重めの車重と、低回転から大きなトルクを発生させるエンジンの特性が相まって、すごく大きなクルマを動かしているような感触がある。接地感、安定感も非常に高く、市街地走行ではドイツプレミアム勢に全く引けをとらない上質な乗り味だ。

大トルクで追い越しも楽々