私たち日本人は謙虚ですし、人前でクレームを言うことに抵抗があるのかもしれません。しかし、一番困るのが、小さなクレームを我慢して耐えきれず、機内で突然怒鳴り始めるお客様。これは謙虚なアジア人に多く見られます。話を聞くとそんなことで?ということが多く、怒っていることに気付いてもらえなかったことにご立腹ということも。怒り等、感情は言葉の壁があっても、態度や表情で感じ取れるものですが、200人お客様がいては気付いてあげることができなくなってしまうことも多々あります。
おっしゃって頂ければできる範囲でサービスリカバリーさせて頂ける場合もありますし、やはりたとえ理不尽なクレームを言ってくるお客様にもハッピーに降機して頂きたいという思いは、国籍関係なく客室乗務員共通の願い、目標です。どうかフライト中のご不満はフライト中に解消して下さい。ご自身の心の健康のためにも(笑)。
それでも日本路線は外国人クルーに不動の人気であり、みんな日本人が大好きです。
【プロフィル】野辺真利名
のべ・まりな 高校で3カ月英語留学し海外生活に憧れ、ワーキングホリデーでオーストラリアにてバリスタとして働きながら、豪州旅行を楽しむ。飛行機恐怖症を克服しCAへ転職。1カ月半の南米一人旅を経て貧富の差を目の当たりにし、CAのかたわら貧困諸国への寄付活動を始める。
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このコーナーは株式会社AirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。内容は随時更新します。エアソルはPR、商品開発、通訳、現地リサーチ、ライター業務等、現役CAの特性を活かせるお仕事を副業としてご紹介しています。