実はこのクルマ、北米では自然吸気の2リッターエンジン仕様を販売している。と言うか北米はその仕様のみ。確かにボンネットフードを開けてみると、1.8リッターのハイブリッドシステム搭載を前提にしているだけあって、1.2リッター仕様はエンジンルームがスカスカ。「NIKKEI STYLE」の開発担当者インタビューでは、パワーユニットの選択肢を増やしたいとの主旨の発言も見受けられる。そう遠くない未来に2リッターターボを積んだホットモデルなんかが出てくるか? このシャシーとサスペンションの組み合わせだったら、むしろそのくらいのパワーのほうが釣り合う気がする。ま、単なる個人的希望ですが。
さて、次回後編は特徴的なスタイルと使い勝手の掘り下げ。内外装のディテールのほか、まだコンセプトモデルだった2015年の東京モーターショーの時の画像などを増し増しでお届けする。お楽しみに。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)
■基本スペック
トヨタ・C-HR S-T CVT
全長/全幅/全高(m) 4.36/1.795/1.565
ホイールベース 2.64m
車両重量 1,470kg
乗車定員 5名
エンジン 直列4気筒数・直噴 インタークーラー付きターボ
総排気量 1.196L
駆動方式 四輪駆動
燃料タンク容量 50L
最高出力 85kW(116馬力)/5,200rpm~5,600rpm
最大トルク 185N・m(18.9kgf・m)/1,500rpm~4,000rpm
JC08モード燃費 15.4km/L
車両本体価格 251.64万円