【CAのここだけの話♪】〈世界一のダイバーシティ-?〉中東系航空の驚きの環境 (2/3ページ)

  • 佐藤聖子さん
  • 佐藤さん。ドーハのカフェにて
  • 佐藤さん。バリ島のヌサドゥアビーチにて
  • 南アフリカのケープタウンのテーブルマウンテン
  • 佐藤さん。モザンビークの孤児院にて
  • 佐藤さん。ニュージーランドのオークランドからほど近いワイヘケ島にてクルーと
  • バングラデシュの首都ダッカ
  • モロッコの青い街シャウエン
  • アゼルバイジャンのバクー
  • 佐藤さん。アメリカのアトランタでCNNを見学


▽CAもハッキリと自己主張します!

 国籍も文化もバックグラウンドも違う、真の“ダイバーシティ(多様性)”を体現する環境で働くとは一体何なのか。それまで日本から出たのは数回の海外旅行のみ、日系企業で日本人と働いた経験しか無かった筆者が入社後のトレーニングでまず言われたのが「もっとアサーティブ(assertive)になりなさい」という事でした。つまりハッキリと自己主張しなさい、という事です。

 客室乗務員の仕事はサービスが中心に見えると思いますが、実はトレーニングで最も時間を割かれているのはセーフティーなのです。機内の安全に関わる場面では、お客様といえども強くハッキリした口調でお話ししなければならない事もあります。その相手の国籍が様々となると言うまでもありません。文化的に曖昧な表現を好む日本人には少し難しい部分もありますが、これは外国人と働く上でも活きる事です。

 私達は毎フライト全く別のチーム編成で仕事をするので、国籍の異なる初対面の人とスムーズに連携を取らなくてはなりません。何かに納得できない場合も含め、上司や部下、先輩後輩は関係無くハッキリ物事を伝えた方が良い場面もあります。フライト前の打ち合わせでは「Please/Thank you/Sorry」等を意味する「“Magic Words”を使おう」という声をよく聞きます。国によって言葉の使い方も違うため、この基本を意識することでマナーを守ろうという取り組みです。また、お互いを尊重しつつ意見を交わす上でのポイントは、違いを認める事、そしてセンシティブになりすぎない事です。例えば実際に働いていて、少し怖いなぁと感じる地域の人々が居るのは事実です(笑)。でもよく見ていると、「言い方がキツイだけで悪い人ではないんだ!」と思うこともしばしば。

▽クルーから文化の違いによる面白い話を聞けるかも

 そしてこれは雑談をしている時にも感じることですが、外国人は基本的に自分の意見に自信を持っていて、人からどう思われるかを日本人ほど気にしていません。彼らは意外とサッパリしているので、自分をしっかり持っていれば人間関係はとてもフラットで働きやすい大らかな雰囲気です。出会いの多くは一期一会ですが、フライトを終える頃には仲良くなり「また一緒にフライトできたらいいね!」という関係を築ける事も醍醐味です。

世界の縮図のような環境で過ごす