ジープは第二次大戦後、製造メーカーの合併や買収などで商標権は転々としていった。87年にクライスラーに吸収されるが、2009年に破綻、14年にフィアットの完全子会社となり現在にいたる。
欧州高級SUVにひけとらぬ豪華さ
ジープ人気は今も健在で、軍用車として培われた高い走破能力は、SUVが主流となった今も生かされている。とはいえ、頑丈さがウリの軍用車と違い、一般ユーザー向けのモデルは乗り心地や快適装備に力が入る。
昔のジープの趣を色濃く受け継ぐ「ラングラー」といえども、オフロードでの走りを重視しつつ一般道での乗り心地を犠牲にしていない。
そんなジープの最高級グレードとなるプレミアムSUVが「グランドチェロキー」だ。ベンツやBMW、アウディなどの高級SUVに引けを取らない豪華な装備を誇り、走行性能も「Willys」から培われてきた高い技術を受け継いでいる。
「チェロキー」という名称は74年に登場した。スポーティな2ドアのSUVだが、日本では販売されなかった。
84年に2代目へモデルチェンジ。コンパクトで角ばったデザインがウケて、世界中で大ヒットした。日本での販売は、このモデルから本格化する。国内でチェロキーと言えば、この2代目からを指すことも多い。
「チェロキー」のラグジュアリー版として開発されたのが「グランドチェロキー」だ。93年に初代がデビュー、エンジンは、V6とV8が用意され、インテリアもレザーを多用するなど豪華な内容。1000万円近いヨーロッパのプレミアムSUVに比べてお得感を感じさせる。