イギリスの超高級自動車メーカー、ロールス・ロイスの注目車種を3回にわたって紹介するフォト企画の最後を飾るのは、4シーターのコンバーチブル「Dawn(ドーン)」。英国のクラフツマンシップが息づく華美で精巧な内外装を豊富な写真とともにチェックする。(文・写真 大竹信生/SankeiBiz)
夜明けとともに浮かび上がるシルエット
ロールス・ロイスにはファントムやゴーストなど幽霊にまつわる車名が多いことはレイスの記事でも触れたが、今回主役のドーンは英語で「夜明け」を意味する。
『長い夜が明ければ幽霊は姿を消し、日の光を浴びて目覚めたドーンがルーフを開けて明るい未来へと走り出す-』
このクルマはそんなメッセージを発しているのだろうかと、勝手に想像してみた。やはりドーンがもっとも輝くのはオープンカーとして走るときだろう。
見事な職人技に脱帽
ルーフを格納したときにひと際目を引くのが、後席を囲むように現れるウッドデッキだ(※一部モデルはレザーデッキ)。これほど大胆かつ贅沢に木材を使用したクルマは恐らく他にないだろう。内装に目をやるとダッシュボードからセンターコンソール、ドアトリムまで至るところにウッドパネルが使われており、4つの独立型レザーシートや随所に配した金属パーツと見事に調和している。一歩間違えれば下品ともとられかねない組み合わせだが、3つの素材を華麗かつ上品なパッケージに仕立てる英国職人たちの技巧には脱帽するばかりだ。