【CAのここだけの話♪】〈就航地で悲喜こもごも〉やっぱり母国にフライトしたい! (3/5ページ)

  • 飯島菜摘さん
  • 飯島さん。シンガポールの森林カフェで
  • 飯島さん。北京の世界遺産、万里の長城でジャンプ
  • 飯島さん。カンボジアの世界遺産アンコールワットで
  • パリのエッフェル塔
  • ワシントンD.C.のワシントン記念塔


 ただし、このスワップシステムは、フライトを交換するクルー同士が同じフライト日数であること、お休みとフライトは交換できないこと、そして飛行機の機種によって交換できないフライトもあります。

 私も過去に何度か利用した経験があり、日本フライトへ変更したり、寒さが苦手な私は、冬の寒いパリフライトを暖かいバンコクフライトへと変更したことがあります。

▽CAは機内で食事はどうするの?

 話は変わりますが、CAがフライト中にどんな食事をしているか気になったことはありませんか。

 私たちキャビンクルーの食事は基本的にお客様と同じ機内食です。実はこの機内食、上空では(気圧の関係で)人間の舌の働きが鈍るため、地上では味が濃いと思うくらいの味付けをしておかないと上空ではおいしく感じなくなります。ですので、通常の食事よりも多く調味料が使われています。

 お客様のように、たまにいただくのであれば問題はないのですが、月に何度もフライトをする私たちキャビンクルーにとっては悩みの種です。そこで、自分で食事を持参するクルーもいます。チキンやビーフなどの肉類や魚、そして普段不足しがちな野菜類を自宅で調理し、持参します。

 私も同様で、メインの食事に加え、粉末スープや固形のみそ汁、豆乳、ヨーグルト、シリアル、はちみつなど、軽食を常に持参しています。

飲み過ぎのお客さまには…