中国の野心、次は宇宙? 無人宇宙実験室「天宮2号」9月打ち上げへ

 
初の「中国宇宙の日」を前に、宣誓する9人の宇宙飛行士=23日、北京(新華社=共同)

 中国紙、北京晩報は24日、中国の宇宙ステーション建設プロジェクトで、無人宇宙実験室「天宮2号」の打ち上げが9月に決まったと報じた。有人宇宙飛行プロジェクトの周建平氏の話として伝えた。10月には有人宇宙船「神舟11号」を打ち上げ、天宮2号とドッキング実験を行うという。

 中国は2030年までの米露などと並ぶ「宇宙強国」入りを目指す。新華社電によると、習近平国家主席は24日、さらなる計画推進を指示した。

 神舟11号には2人の宇宙飛行士が乗り込み、ドッキング後、宇宙空間に30日間滞在する。宇宙ステーション完成は22年前後となる計画。

 中国はことし3月、1970年に行った中国初の人工衛星「東方紅1号」の打ち上げにちなみ、4月24日を「中国宇宙の日」と制定した。(共同)