中国ゲーム2社が100万元賠償 金庸作品のキャラなどを無断使用
提供:中国新聞中国のゲーム会社2社が、香港の人気作家、金庸氏の武侠小説に出てくるキャラクターなどをゲーム中に無断で使用したとされる訴訟で、最終審の北京知的財産権法院(裁判所)はこのほど、2社の行為は不正競争に当たると認定、賠償金計100万元(約1713万円)が確定した。
金庸作品のゲーム使用については、北京暢游時代数碼技術が2013年、「天龍八部」「鹿鼎記」「書剣恩仇録」「碧血剣」「雪山飛狐」といった作品11編の中国本土でのモバイル端末用独占ゲーム化権を取得した。にもかかわらず北京普游天下科技など2社は、自社が開発・運営するモバイル端末用オンラインゲームでその作品中に出てくるキャラクターや武術、武器、一部ストーリーを使用し、ゲームの宣伝でも(小説タイトルの文字を織り交ぜた表現で)金庸作品中の英雄たちが登場することを連想させている。
このため暢游時代は「(これら2社は)製作コストを抑え、不当に金庸作品の知名度を使ってユーザーの利用を促した」として提訴。不当な競争行為の即刻停止と500万元近い損害賠償の支払いを求めていた。
1審は「2社の行為は不正競争に当たり、当該ゲームについて両社がともに法的責任を負うべきだ」とし、不正競争行為と当該ゲームの運営を即刻停止し、暢游時代が被った各種経済損失の100万元を両社が賠償するよう言い渡した。
両社は判決を不服とし、北京知的財産権法院に控訴したが、審理の結果、同法院は「両社は暢游時代と同じオンラインゲーム市場の競争相手であるにもかかわらず、金庸作品のキャラクターなどを利用してユーザーの関心を集め、金庸氏とそのゲーム化権を持つ暢游時代の商業上の利益を害した」とした。
当該ゲームに登場する金庸作品のキャラクターなどは既に削除され、著作権侵害は停止しているため、最終審では、1審での運営停止の判決を取り消し、2社共同で計100万元の賠償金を支払う判決のみ維持した。(北京日報=中国新聞社)
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